
職場で自分がLGBTだと公表したいけど、公表するメリット・デメリットってどんなことがあるの?
今回はこんな疑問にお答えします。
・職場にカミングアウトすることのメリット/デメリット
・カミングアウト前に考えたい事
・カミングアウトしてもいい人とは
職場に自分のセクシュアリティを公表することはかなり勇気のいることですよね。
そして、カミングアウトにはメリットとデメリットが存在することを理解しておいた方が、後々自分のためになります。
職場でのカミングアウトを考えている人は、是非参考にしてみて下さい!
職場でカミングアウトすることのメリット
最初に、職場で自分がLGBTだとカミングアウトすることのメリットについてまとめます。
・恋愛について聞かれなくなる
・自分に自信を持てるようになる
1つずつ説明していきます!
自分らしく仕事に取り組める

1つ目のメリットは「自分らしく仕事に取り組めるようになる」ことです。
仕事は人生の内のかなりの時間を占めるので、自分を偽って仕事をし続けるのは苦痛な人も多いでしょう。
職場にカミングアウトをすることで偽ることがなくなるので、自分らしく仕事に取り組めるようになります。
これはカミングアウトする上で1番のメリットと言えるかもしれません!
恋愛について聞かれなくなる

2つ目のメリットは「恋愛についていちいち聞かれなくなる」ことです。
年を重ねていくごとに、職場内のおせっかいな人から恋愛や結婚について聞かれることがよくあります(汗)
・付き合っている人はいるの?
・彼氏/彼女とはそろそろ結婚?
こんな風に聞かれる質問が、職場にカミングアウトをすることで一切聞かれなくなります。
こんな質問に鬱陶しさを感じていた人は特にメリットと言えるでしょう。

結婚=人生の幸せと考えている人ってかなり多いですよね。
自分に自信を持てるようになる

3つ目のメリットは「自分に自信を持てるようになる」ことです。
カミングアウトをしてオープンに働けるようになると、自分自身が肯定されるので、自分に自信を持ちやすくなります。
また、今まであまり話したことのない人との交流が生まれることもあるかもしれません!

職場でカミングアウトすることのデメリット
次に、職場でLGBTであることをカミングアウトすることのデメリットをまとめます。
・差別を受ける可能性がある
こちらも1つずつ説明していきます。
噂話として広まる可能性がある

1つ目のデメリットは、「職場内に噂が広まる可能性がある」ということです。
職場にカミングアウトをすると、自分のセクシュアリティについて必ず噂は広まると思った方がいいでしょう。
LGBTという概念は私たちにとって当たり前でも、職場の人にとってはまだまだ珍しい人間なんですよね・・。

特に40代、50代以降の職員は、LGBTに対して理解が乏しい人も多いです。
更に、職場に必ず1人はいるであろう噂好きの職員が、物珍しさにあなたのことを噂にする可能性も十分に考えられます。

噂はいつか収まりますが、最初はその噂話に耐えられるメンタルが必要です。
差別を受ける可能性がある

2つ目のデメリットは「差別を受ける可能性がある」ことです。
先程も伝えたように、LGBTへの理解が乏しい人は一定数存在します。
そんな人達から、
・無視をされるようになった
・仕事を回されなくなった
・悪口を言われるようになった
・関係性が悪くなった
など、嫌がらせや差別を受ける可能性も考えられます。
当事者からしたら本当に悲しいことですが、事実そういったことが存在するんですよね。
例に挙げたようなことが実際に起こると、かなりのストレスを感じざるを得ないでしょう。

デメリットを知った上で1度考えたいこと
セクシュアルマイノリティへの理解が乏しい人は、私達が思っているよりも多く存在します。
※このことは十分理解しておいた方がいいです!
そのため、カミングアウトをする前には、メリットとデメリットについて深く考える時間を作ることをオススメします。
・今の職場でカミングアウトすることは必要なのか
・カミングアウトによってメリットは多く得られるのか
・噂話や批判などに立ち向かえるか
こんなことを自分自身の中で落とし込んでみましょう。
どんな反応をされても自分の生き方を貫ける強い精神力が、職場へのカミングアウトには必要であると思います。
こんな人はカミングアウトしてもいいかも!

ここまで、カミングアウトすることのメリット・デメリットについて説明しました。
職場へのカミングアウトを考える上で、こんな人はカミングアウトをしてもいいかもしれません。
・すでに結婚をしている
・パートナーシップを組んでいる
・自分の生き方にブレがない
・今の職場で長く働きたい
すでに結婚やパートナーシップを組んでいる人は、パートナーに何かあった時の為にも職場に伝えておいた方がいいかもしれません。
また、自分の生き方にブレがない人と断言できる人も、職場に伝えることで自分らしく働く環境を得られる可能性があります。

バイセクシャルの人は、共に生きていくパートナーを見つけてからでも、カミングアウトは遅くないと思います。
まずは信頼できる同僚からカミングアウトもあり
また、最初は信頼できる職場の同僚から自分のことを打ち明けてみるのも、1つの良い方法だと思います。
自分のことを認めてくれる、相談に乗ってくれる人がいると思うだけで、精神的な安心を得ることができます。
理解のある同僚が周りにいると、いざ職場にカミングアウトした際もデメリットの精神的ダメージを減らすことができますよ。

私も職場の信頼できる人にはカミングアウトするようにしています!
【まとめ】職場へのカミングアウトは時間をかけて考えるべき!
今回は、職場にLGBTであることをカミングアウトする際のメリット・デメリットについて説明しました。
今回の内容をまとめます。
・どんな対応をされても気にしない精神力が必要
・カミングアウトをする必要があるのか深く考えて行動すべき
・信頼できる同僚からカミングアウトするのもあり
職場へカミングアウトをすると、一度に大勢の人に自分のことを知ってもらうことになります。
その点を理解した上で、自分にとってメリットの多い結果に繋げていきたいですね!
この記事が参考になれば嬉しいです。