【LGBT差別】同性愛が広まると足立区が滅びると発言した区議について。

10月に入り、LGBTに関するショッキングなニュースが入ってきました。

9月に行われた足立区議会で、自民党の白石正輝区議が、

同性愛を法律で認め
それが広がれば
足立区は子どもが生まれず
滅んでしまう。

という趣旨の発言をした問題です。

この発言はニュースにも大きく取り上げられ、様々な物議を醸しています。

この記事では、この差別的とも言える発言に至った経緯や、この発言をした区議についてまとめています。
 

【この記事を読んでわかること】
・同性愛差別発言に繋がった経緯
・白石正輝区議について
・様々な批判の声
・同性婚は少子化を進行させるのか

私自身とてもショックなニュースだったので、少しでも共感/シェアしてもらえたら嬉しいです。

同性愛差別発言に繋がった経緯

まずは今回の問題発言に繋がった経緯から説明します。

令和2年9月25日に開かれた足立区議会の第3回定例会にて、超少子高齢社会に対する対応についての一般質問が行われました。

そこでの質問対応にて、足立区議会自由民主党の白石正輝議員が発言した内容が、今回の問題の経緯となっています。

白石区議の発言内容

足立区議会ホームページより引用

実際に定例会で白石区議が発言した主な内容は以下の通りです。

こんなことはありえないことですけれども、日本人が全部L(レズ)、日本人が全部G(ゲイ)。次の世代生まれますか?一人も生まれないんですよ。L(レズ)だってG(ゲイ)だって法律で守られてるじゃないかっていうような話になったんでは、足立区は滅んでしまう。

でもL(レズ)とG(ゲイ)についてだけは、もしこれが足立区に完全に広がってしまったら、足立区民いなくなっちゃうのは100年とか200年の先の話じゃない。私たちの子どもが1人も生まれないということ。次の時代30年後か40年後にいなくなっちゃう。そのことを考えたときに性の多様性とか、性を尊重する、そのことはわかります。そのことはわかりますけれど、これを学校教育で取り上げたときには、普通の結婚をして、普通に子どもを生んで、普通に子どもを育てることが、いかに人間にとって大切なことであるか。

LだってGだって、法律で守られているじゃないかなんていうような話になったんでは、足立区は滅んでしまう。

定例会の内容(動画)は、足立区議会公式ホームページに投稿されているので、全過程を視聴したい方は以下のページを参照してください。

https://www.gikai-adachi.jp/g07_Video_View.asp?SrchID=672

 
起こり得ない空想を出しながらの同性愛への差別的な発言。

さらに、結婚をしたら子どもを生むのが普通という、多様な生き方を批判するかのような発言には、正直怒りとショックを隠せません。

個人的には「少子化=同性愛者がいるせい」のように聞こえてしまい、セクシュアリティを根本から否定されたような気分になりました。

私たちは決してレズビアンやゲイになりたくてそうなったのではなく、生まれ持ったセクシュアリティであることを理解してほしいと思います。

10月6日時点の対応

白石区議の発言から批判が続出している件について、区議会自民党は6日、白石議員を呼び厳重注意をしたとのこと。

また、鹿浜昭議長も白石議員に厳重注意した上で、区議会ホームページに「議員としてふさわしくない誤解を招く表現があり、不快な思いをされた方々に心からお詫び申し上げます」とのコメントを出しました。
 

引用元)東京新聞

https://www.tokyo-np.co.jp/article/60093/

10月7日時点の対応

6日の区議会自民党からの厳重注意に対し、白石氏は「当事者が不快と思っても別に良い」と反発し、発言の撤回や謝罪をする意思はないとのことです。
 

引用元)毎日新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/41aed365f484dfa5c3fb0cfdd66e007a956f6c31

10月12日時点の対応

足立区議会の鹿浜昭議長は10月12日、区議会のホームページで「多くの方々を傷つけてしまい、改めて心からお詫び申し上げます」とした上で、白石議員から謝罪と発言の撤回の申し出があったことを発表した。

本人の意思による謝罪と発言撤回であるのかは疑問が残りますが、このような対応になったことにはひとまず良かったと思います。
  

引用元)BuzzFeed Japan

https://news.yahoo.co.jp/articles/a209137f2d8b130d347d1ce108ce371fd2cea219?page=1

白石正輝区議について

足立区議会ホームページより引用

では、今回物議を醸している白石正輝区議とは、どのような人物なのでしょうか。

白石区議についての情報をまとめます。

氏名 白石正輝
(しらいしまさてる)
年齢 78歳
所属会派 足立区議会自由民主党
当選回数 11回
所属委員会 厚生委員会委員長
交通網・都市基盤整備調査特別委員会
その他

厚生委員会では長年委員長を務める重鎮

今までに11回も当選しており、年齢的にもかなり上の立場にある方なのでしょう。

問題発言に対しての様々な批判の声

この白石区議の問題発言に対して、様々な業界や国民から批判的な声が続出しています。

Twitterでの様々な意見をまとめます。

同性愛者が守られると少子化は進むのか?

そもそも、同性婚や同性愛者が守られる環境になると、少子化が進むという事実は存在するのでしょうか?

NPO法人EMA日本は、以下のような見解を発表しています。

・同性婚が認められても、大多数の異性愛者の人達が同性婚をすることはまずない

・同性婚が認められない環境において、同性愛者が仕方なく異性と結婚し子どもをもうけることもない

・異性カップルが産む子どもの数が、同性婚が認められることで減少することは論理的に考えられない

・むしろ、同性婚が認められる国では、同性カップルが子どもを養育するようになり、社会的な擁護が必要な子ども達の受け皿が増えている

 
この情報を見る限り、同性愛(同性婚)=少子化の進行という考えは、全く意味を持たない考えであると言えます。

子どもを望む同性カップルは多くいるでしょうし、同性婚ができないから異性と結婚するという選択肢は、今の世の中考えにくいことであると思います。

引用)NPO法人EMA日本

http://emajapan.org/promssm/ssmqaa/qa3

ニュージーランド議員の発言が再注目されている

今回のニュースと同時に注目を浴びている動画があります。

2013年にニュージーランドで同性婚を認める法案が出来た際に、賛成票を投じた1人の議員が議会で語った内容です。

この議員が発言している主な内容をまとめます。

この法案(同性婚)で我々がやろうとしていることは、愛し合う二人に結婚という手段を認める。ただそれだけです。これが全てです。核戦争をやろうって話じゃないんです。農作物を全滅させるウイルスもばら撒きません。何か問題でしょうか。お金もかからないのに。反対なさる方にお約束しておきます。決して反故にしない約束です。この法律が成立しても、明日からもただ毎日が続くんです。この法案は当事者からすれば素晴らしいもの。残りの我々からすれば昨日と同じ日々が続くだけです。(一部省略)

本当に素晴らしいスピーチなので、一度動画で見てほしいなと思います。

同性婚に対してとても説得力のあるスピーチだと私は感じています。

まとめ

今回は、同性愛への差別発言問題に対する経緯などについてまとめました。

白石区議は同性愛への偏見はないと語っていますが、だとしたら、同性愛が少子化に繋がるなどという根拠のない発言はやめて頂きたいと思います。

ノーマルな人も、LGBTの人も、多様な人々が共に生きやすい社会になっていくことを願いたいものです。

読んで下さりありがとうございました。

>私たちは誰よりも幸せになれる!

私たちは誰よりも幸せになれる!

同性愛者として、両親や友人へのカミングアウト・恋人との同棲などを今までに経験してきました。現在の生活に至るまでに苦しいこともありましたが、同性愛者だからこそわかる幸せもたくさん感じてきました!このブログを通して、あなたの悩みや疑問が少しでも解決されれば嬉しいです。